この本はそのひとつ。
ハコの本。・・・こう呼んで大切にしています。
アービンジャー・インスティチュート著
「自分の小さな「箱」から脱出する方法」
日常生活の中では、悩みがつきもの。
とくに人間関係は、友人、知人だけでなく、
仕事上の人間関係、街ですれ違う人、その場限りのひとであっても、ささいなことで悩みます。
人間関係はどうしてうまくいかないことが多いのでしょう?
ストレスが多い現代社会だから? 相手が思いやりに欠けているから?
そんなことをふっと考えたとき。この本が助けになります。
『自分の小さな「箱」』という概念がわかること。
・・・ひとが「箱」に入る。
これは「自己欺瞞」に冒されている、簡単にいうと「自分の気持ちを裏切っている」状態。
箱に入った人というのは、
自分の気持ちを裏切ったために自然と言い訳をはじめます。
○自分を正当化する。○相手を責める。○周り(環境)のせいにする。
そして、箱に入っているために、
○相手を思いやれない。○視野が狭くなる。
こういう状況だと
自分を押し通し、相手を攻撃し、張りあい、相手の方を変えようとします。
そんなことをしていると、相手を怒らせてしまい
気づかないうちに、相手まで箱に入れてしまいます。
箱に入っているもの同士となると、もうお互い譲りません。
そうしているうちに、解決策もみえなくなり、やる気もなくなります。
話しあっても糸口が見いだせない。
暗礁に乗り上げるような経験。ありませんか?
箱に、ひとは本当に自然に入ります。
「よく入ります」と言ってもいいでしょう。
だから、普段私たちは、箱に入っている人にも日々出会いますし、
もちろん自分だって箱に入ります。
箱に入るのが問題なら、どうやったら出られるのか?
それは、案外シンプル。
自分の気持ちを裏切らず行動すれば良く、
もし自分が箱に入っていることに気づいたら、
相手を攻撃するのをやめ、尊重すればいいわけですから。
自分は、箱に入っているのではないか?
そうしたら箱から出て周りとうまくやっていかないと。
いつまでも悩みから開放されません。
そしてこの本から受け取った大切なことは
「相手をかえることは出来ない。」
「なにもかも自分が正しいなんてことはない。」ということ。
「ならばどうする?」と新しいアイデアを招いてくれるきっかけとなりました。
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